実印の書体について
- 篆書体(てんしょたい)・・・中国四千年の歴史から生まれた書体です。
篆書だけでも甲骨(こうこつ)、小篆(しょうてん)、大篆(だいてん)などの
たくさんの種類があります。印鑑や印章に用いられるのは印篆(いんてん)で、
本来角印に収まりやすいように考案された文字です。
1万円札などの総裁之印や発券局長などもこの書体が用いられています。、
漢字の基本ともいえる由緒正しい書体です。 - 印相体(いんそうたい)・・・篆書体を基本にしてデザイン化したもの。
線を太く印面いっぱいにレイアウトし輪郭にくっつくように四方八方に書き上げます。
本来の書にはない形ですが、日本人により印鑑のために生まれた優れた書体です。
印相などというと縁起、因縁を気になさる方も多いかもしれませんが、
当店ではあくまでも実印を刻するときの優れた書体の一つとして取り扱います。
また実印らしい形、偽造されにくい形ということで人気のある書体です。 - (とはいえ印相を気になさる方はかなりの数いらっしゃいます。
当店では鑑定書こそ発行は致しませんが「吉相印希望」と備考欄にお書き添え頂ければその様に配慮した上でお作り致しております) - 上記書体が実印に用いる書体の基本ですが、個人印では読みやすく分かり易い古印体、楷書体、行書体、隷書体などの書体からもお選びいただけます。
- 古印体(こいんたい)・・・隷書体を元にして日本で生まれた書体。独特の丸みと切れがあるのが特徴です。
- 楷書体(かいしょたい)・・・崩しを入れない一番標準的な判りやすい書体です。
- 行書体(ぎょうしょたい)・・・楷書を崩して筆文字として書きやすくした書体。女性好みのやさしく艶のあるある書体です。
- 隷書体(れいしょたい)・・・てん書体を簡略化した、やや直線的な書体。その気品ある美しいスタイルからは大陸の薫りすら漂います。
- 当店では実印に用いる書体として、この六つの書体からお客様に
- お選びいただいております。
- 実印という大切なお買い物です。迷われた場合は即決なさらずじっくりとお考えください。
なっとく納での納期をお選びいただくと、お選びいただいた書体で
実印印面の印影を、メールかファックスどちらかご希望の方法でお送りいたします。 - ご納得、ご確認いただいた上で彫刻を行いますので、
GO!か STOP!かのご連絡を頂戴したいと思います。
- GO!なら早速彫刻にかからせていただきます。
もしも気に入らない、イメージと違っていたなどでSTOP!でしたら、 - その時点で中止致します。
(別の書体を試したい場合はSTOP!メールでご連絡いただくか
再度オーダーをお願いしたいと思います。) - ちょっぴり内緒ですが・・・・
- もっと合理的な方はあらかじめ「てん書と楷書のプレビュー希望」とか
「てん書と印相見てみたい」などと備考欄に申し添えください。